中学校の先生のホンネ

サラリーマンから公立中学校の先生に転職した私が、現場の実際のところや日々感じること、思うところをまとめていきます。これから先生になろうと考えている人、現場の先生がただけでなく、学校と何らかのかかわりのある全ての方に読んでもらえたら嬉しいです。

【中学校】全員顧問制を廃止してみた。「1部活動1顧問」の顧問希望制にした結果・・・

2018年年明け早々にブログ再開を宣言したこともあり、多少の義務感と「老後の趣味を増やしておきたい」という意欲がふつふつと沸き、様々なことにチャレンジしている最近です。

 

最近手を出したものと言えば、

 

・漬物教室(来月、地域のNPO団体が主催する教室に参加しますw)

ウクレレ(某TV番組で芸人さんが弾いているのを見て楽しそうだなーと)

・読書(年始に会った父に勧められて読み始めた本がきっかけ)

 

あたり。老後にブログを書こうとは思っていませんが、教師である以上、なるべくイマのものや、新しいものに触れて感性を研ぎ澄ますことは大切。そんな思いでいます。

 

娘はすくすくと成長して、ちょっと私たち夫婦にも余裕が生まれてきましたので、こうした「仕事」「家事」以外の時間を充実させる1年にしたいと思います。

 

さて、気持ちの落ち着いている今だからこそ、ブログ記事を更新し、イマの学校現場がどうなっているのかを記録として残しておきたいと思います。

 

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ブログ記事、更新再開にあたって

ブログを放置して早1年と9カ月。その間、アクセスカウンターは周り続け、時折コメントを頂いたり、返信したり。気づけば累計で10万PVを超えていました(その一部、いや大部分がGoogleクローラーであることは広告業界にいたためにわかってはいるのだけど苦笑)。

 

昨年あたりから、Yahoo!トピックスで内田良氏の教員に関するニュースやコラム記事が取り上げられるようになり、学校現場の労働環境などに注目が集まるようになったように感じます。

 

忘年会や、同窓会などで他業界の友人と会う度に、学校現場のことをよく聞かれます。世代的に、子育てが始まったことで興味関心が高まっていることも、私がそう感じる一因なのでしょう。

 

学校現場での経験年数も長くなり、私も様々なことに遭遇し(巻き込まれ?)、このブログを始めたころとは考え方が変わったように思います。

 

 

 

長期間にわたりブログの更新をしなかったのは、子どもが1歳になり、わずかながら妻の子育てを手伝うことに喜びを感じ、同時に疲れ、ブログ記事を書く時間を作れなかったことにあります。

 

一方で、ブログを閉鎖しなかったのは「また時間が作れたら、更新しよう」と思っていたからになりません。備忘録としても、また、学校現場の実態を知っていただく、ちょっとしたきっかけになれば、という思いは持ち続けていたからです。

 

そんなわけで、今後また不定期ではあるものの、記事の更新をしていこうと思います。(年始のため、新しいコト頑張るぞ的な気持ちが高ぶっているのもあると思います。苦笑。ただ客観的に自分の心を覗いてみても、改めて考えを整理したいことや、もやもやしたことが溜まってきたので、きっと更新します)

 

次回の記事は、昨今もっとも話題に上がりやすい学校現場トピックス1位「部活動」について。本ブログでも何本か記事を上げています。

 

challenge-teacher.hatenablog.com

 

 

challenge-teacher.hatenablog.com

 

昨今ネット記事で書かれるようなことではない、違った切り口で、現場にいる教師だからこそ書ける内容を、コンプライアンスを遵守しながら紹介したいと思います。間違っても、こう↓はならないようにしないと…

 

www.sankei.com

 

それでは改めて、宜しくお願いいたします。

平日は終電、土日はガリ勉。私がサラリーマンから教師に転職するまで(その4)

今年度もあと4登校日で終了。1年は本当にあっという間に過ぎていきますね。

 

あと4日でクラスの解散ということで、綺麗に終えるための準備も着々と進行中。今年はいつの間にか「体育祭で優勝したから、先生は焼肉をおごってくれるんだよね?」というわけのわからない論理を展開され(笑)、これをいかに対応するかがカギとなっております。

 

また、職員側は来年度の人事についての話題がもっぱらでしたが、いよいよその期間も明日で終わり。いよいよ人事発表です。

 

同じ自治体でも、発表の時期はまちまち。部活動で懇意にしている先生の学校は、先週の金曜日に発表がされたそうです。この辺は各校の異動人数と校長のさじ加減なのでしょう。

 

この、ギリギリまで来年度の組閣がはっきりしないのも、学校という組織の面白いところかもしれません。企業なら異動前の仕事引き継ぎ期間が設定されますが、学校の場合、例えば部活動で言えば4月から新顧問が部活を始める時、旧顧問は次の学校に転勤しているため、引き継ぎは1時間程度の立ち話くらいのものです。少なくとも私が着任した時はそうでした。

 

※協会登録のことや部費のことなどは書類である程度まとめてもらっていましたが、あとはヨロシク、という感じでした。こうならないように、本来であれば次の第一顧問になる職員を前年度から勤務させて、1年間かけてじっくり引き継ぎ、というのが一番理想的なのですが…毎度毎度、そうはいかないみたいです。私の場合は、たまたまそのハズレパターンだったようです。

 

ましては、私の場合はサラリーマンから急きょ先生。もちろん自分で選んだ道でしたから文句も何もありませんが、カルチャーショックがあったのは紛れもない事実です。でも、それすらも歓迎!と思えたのは、地獄のような転職活動の1年間があったからです。

 

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教科・部活・役職・年数・未来予測…複雑怪奇な学校のストーブリーグ

あっという間に3月。明日、卒業式というのがオドロキです。ブログも気づけば2か月近くほったらかしになっていました。 更新したい気持ちはあったのですが、家に帰ってくる時間も遅く、記事を書く元気がなかったのが正直なところ。それだけこの1~3月が忙しかったんです(詳しくは以下の記事よりご確認ください)。

 

challenge-teacher.hatenablog.com

 

ところで、2・3月になるとザワザワと噂が立つのが来年度の人事。私はこの時期の妙なワクワク感と不安が入り混じった”まどろみ”が好きです。笑。

 

サラリーマン時代にも異動はありました(しかも結構頻繁に、です。おかげさまで総務から企画、広告宣伝、営業まで、幅広い業務を担当させていただきました。笑)が、学校の人事異動というのはかなり複雑。そう一筋縄でいくものではない、ということが、現場に入って年々わかるようになってきました。

 

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送る会、卒業式、入学式、会報誌作り…結構忙しい生徒会役員の1・2・3月

今、私の勤務校では卒業式に向けての準備でバタバタしはじめました。

 

本校では、いわゆる「式」だけではなく、催し物的なものとして「3年生を送る会」というものも、卒業式の数日前に実施しています。おそらく多くの学校で行われているのではないでしょうか。

 

学校を引っ張る1・2年生が、卒業する3年生を送り出すためのイベント。12月に選挙で選ばれた生徒会役員が中心になって進めていくのですが、もちろんすべてを生徒任せにはできません。こちら側である程度はネタを考えておき、その上で生徒に話を振ってアイデアを出させる。ダメなら、職員側で考えていた企画で…という流れです。

 

生徒会役員はこの時期は多忙で、「送る会」の他にも、各委員会活動の報告会を全校生徒で行わない代わりとして発行する「会報誌」の作成や、次年度の1年生の保護者向けに行われる「新入生保護者説明会」の寸劇準備&練習、「入学式」の準備など、てんてこまい。私は「送る会」を担当するのですが、生徒は全部やるわけです。(これって、そもそも無茶じゃないですか…?汗)

 

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