中学校の先生のホンネ

サラリーマンから公立中学校の先生に転職した私が、現場の実際のところや日々感じること、思うところをまとめていきます。これから先生になろうと考えている人、現場の先生がただけでなく、学校と何らかのかかわりのある全ての方に読んでもらえたら嬉しいです。

教師という仕事について

教科・部活・役職・年数・未来予測…複雑怪奇な学校のストーブリーグ

あっという間に3月。明日、卒業式というのがオドロキです。ブログも気づけば2か月近くほったらかしになっていました。 更新したい気持ちはあったのですが、家に帰ってくる時間も遅く、記事を書く元気がなかったのが正直なところ。それだけこの1~3月が忙…

送る会、卒業式、入学式、会報誌作り…結構忙しい生徒会役員の1・2・3月

今、私の勤務校では卒業式に向けての準備でバタバタしはじめました。 本校では、いわゆる「式」だけではなく、催し物的なものとして「3年生を送る会」というものも、卒業式の数日前に実施しています。おそらく多くの学校で行われているのではないでしょうか…

すべては時間との闘い。「授業を改善したい」という想いと、言い訳がましい現実。

世間では4日より仕事始め、という企業が多いようですね。学校、ことさら私の勤務校では7日から授業再開です。 「いいなぁ…」と民間企業で働く妻にも言われますが(苦笑)、部活動は4日から再開しています。「部活動だけじゃん…」とも言われますが(汗)、…

なし崩しでは終わらないぞ!迎春によせて~2016年の心構え~

2016年がやってまいりました。本年も宜しくお願いいたします。 例年と比べて今年の年明けはちょっとバタバタしていました。新年を待ち構えての年明けではなく「気が付いたら大みそかだね。じゃあ年越しそば食べて初詣行こうか。」といった温度感。不思議な感…

問題はあるけど、好きでやっている。”部活動問題”とは何なのか?

年末になり、仕事納めとなりました。 部活動は一昨日で早々に年末休暇。年明け1月からすぐに公式戦があって休んでいるわけにもいかないのですが、休む時は休む。このメリハリをきちんとコントロールしないとこっちも生徒も疲弊してしまう。なんせ、昨年は年…

認めても、それが正しいとは思わない。”100の正義”と”1の正義”のすり合わせ方。

教員をやっていると、生徒に問題が起きた時に教員同士のぶつかりが良く起こります。 何を指導するか、どういう方向に話を持っていくか、どこまでを指導し、どこまでを我慢して見逃すのか、保護者への連絡はどうするか、この子も同様の指導を入れるか、指導の…

学校では教えてくれない?学校教育に”求められる事”が多い理由を考えてみた

前・後期制の学校は、この時期に後期中間試験を行っています。 私の学校では火・水に試験が行われ、明日からテスト返却。一晩で全員分の採点を終えて翌日に返却・解説するのはそれ相応の苦労を伴います。 ですが「テスト、何点だったかな~?」という子ども…

子どものために”親”と戦う。生徒指導で時折感じるジレンマ

この仕事をしていて私がいいな、と感じるのは「お金もうけのことを考えなくていい」というコトです。 私が民間企業に勤めていた頃、どうしてもバランスがとれなかった2つの項目が「顧客満足」と「自社利益」でした。いっぱしの営業マンである以上、この双方…

誰のための文化祭?生徒の頑張りと職員の支援のバランス

前回の記事更新からあっという間に1か月経ちました。 この1カ月は何をしていたかというと、例年通り、合唱コンクールに向けての練習がほぼ毎日放課後にありました。 併せて行われる、文化祭のステージ発表の準備や、展示団体の準備ももちろん同時進行。今…

荒れると教師の仲が良い?”荒れ”のサイクルと職員関係の相関性

夏休みにブログを立ち上げて早1か月が経ちました。 アクセス解析を見ると、夏休みと比べて、学校が始まってからでは閲覧数ががくんと下がる。。。 やはり業務が始まるとネットサーフィン(もはや死語?)をする時間も取れない、という方が多いのでしょうね…

学業<部活動? 「〇〇部、全国大会出場」の舞台裏

中学校の部活動。 3年生の最後の大会も、関東大会、全国大会へと各競技が進んでいます。 私が所属する学校も、某部活動がとても強く、昨年に続き2年連続で関東大会出場という快挙を成し遂げました。 この結果はとても素晴らしいことですし、生徒たちには心…

「夏休み、先生は暇でいいなぁ!」『部活が忙しいんだよ…』のウソ・ホント。先生たちの夏休み

日本全国で猛暑日が続いていた今日この頃でしたが、今日はちょっとだけ気温が下がりました。そうはいっても、まだまだ真夏。運動部の顧問の先生方、本日もお疲れ様でした。かくいう私も、その一人。仕事でありつつ、半分は趣味、と思ってやっていますので、…

知ってもらうことの大切さ。教師が存在する理由とは?

せっかくブログを開設したので、記事を1つでも書いてみたいと思います。 最初のテーマは「教師が存在する理由」です。ちょっと重たい?笑