子どものために”親”と戦う。生徒指導で時折感じるジレンマ
この仕事をしていて私がいいな、と感じるのは「お金もうけのことを考えなくていい」というコトです。
私が民間企業に勤めていた頃、どうしてもバランスがとれなかった2つの項目が「顧客満足」と「自社利益」でした。いっぱしの営業マンである以上、この双方を満たしてはじめてプロだと思うのです。そういう意味では、私は半人前の営業マンどまり。目標達成もままならない、中途半端なヤツでした。
学校に入ると、考えるのは「子どもの健全な成長」だけ。子どものためになるのなら、法律を侵さない、常軌を逸しない限りはなんでもOK。とにかく子どものためになることだけをガムシャラにやってきましたし、それができる教師という仕事は本当にありがたい職業だなと思っています。
ですが、所詮教師。子どもの親ではないです。子どもと一緒に暮らして一生付き合えるわけでもないです。最後は必ず親の元へ帰る。
この”親”という存在が、時として、営業時代に感じたようなジレンマを生み出すのです。
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どんだけ教師が偉いんだ!!教師なんて「タダの人」という話。
久々のブログ更新となりました。夏休みが明けて授業が再開されると、やはり忙しくなるものですね。
学校に生徒が集まれば、それは問題が起きる。し、問題が目に見えるようになる。こちら側から見て、認識”してしまった”ら指導してしかるべき。
本来こんなスタンスではいけないのかもしれませんが、
「おいおい、もっと上手にやれ!こっちにばれないようにしてくれよ…」
と思うこともしばしばです。大したことない悪さなら、こんな感覚を持つ先生もいらっしゃいませんか?汗
例えば、完全下校で「自宅学習」と決まっているある日の午後です。
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学業<部活動? 「〇〇部、全国大会出場」の舞台裏
中学校の部活動。
3年生の最後の大会も、関東大会、全国大会へと各競技が進んでいます。
私が所属する学校も、某部活動がとても強く、昨年に続き2年連続で関東大会出場という快挙を成し遂げました。
この結果はとても素晴らしいことですし、生徒たちには心からお祝いします。
しかし、その裏側は、微妙なバランスをとる現場教師の苦労があったりもするのです。
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